この微小な記憶分子は、実際に人体を維持し、心を指導する意識的実体です。ただしエゴがそれに指導をまかせるのならばのことです。
それらはかつて存在した、またはいま存在しているすべての物を”知る者”です。
このことで、ひとたび正しく訓練された人間の心は自然界の万物と交わることができることを示しています。
そして生命に関するさまざまな謎はもはや増大しなくなるでしょう。
秘密も推測も存在しなくなります。なぜならこの微小な記憶分子群がすべての活動を記憶しているからです。
久保田八郎 訳「レクチャー4●万物の相互関係」より
この微小な記憶を運ぶ分子群が意識の実在する姿であり、エゴが受け入れさえすればフォームを維持しマインドを導くものだと言えるでしょう。
この記憶を伝達する分子群が過去・現在・未来の全てを知る存在です。
以上の事から、人間のマインドが、事前に訓練を受ける事によって自然界のあらゆるフォームと親しく交わる事が可能であると分かります。
そして、生命に関わる神秘は威力を失い、神秘・憶測も消えるでしょう。
何故なら、この微小な記憶を運ぶ分子群があらゆる行為を記録して来たのです。
篠芳史 監訳「第四課 万物の相互関係」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON FOUR The Relationship Of All Creation"