これで一つの手がかりが与えられます。すなわち、右の分子群から確実に与えられている意識的な印象類に自分のせんさく好きな心を服従させる方法を会得している意識的な警戒性を持つ人は、多くの知識を感受することが可能であるという事実がわかってくるのです。
われわれはサイコメトリー(訳注=物品に触れてその性質由来などを感知する超能力)に関して多少とも知っています。それによると、この術に長じた人は他人の所有物である指輪か時計を手にとって、所有者にリーディングを与えます(訳注=物品の由来や性質などに関する知識を感知すること。たとえば、この指輪はニセモノのダイヤで、いつ、どこで、いくらで買って、だれの手を転々と渡ってきたかを言い当てたりすること)。
この人たちは疑惑感を起こすことなしに、やってくる印象を受け入れるように自分を訓練しています。
そしてこの印象類はこれまでに体験を持ってきた分子から波動となってやってくるのです。
久保田八郎 訳「レクチャー4●万物の相互関係」より
この事は我々にヒントを与えてくれます。すなわち、印象を感知し覚醒している人 − 分子群から確かに伝えられている意識からの印象に対して通常は批判的なマインドを意識に従わせる訓練をした人ほど、より多くの情報を得ることが出来るのです。
サイコメトリーに関しては多少知られていますが、これは他人の所有物である指輪や時計を手にして所有者に対しリーディングを行なう能力を人間に与えるパワーの事です。
こうした能力を持つ人は、疑惑の気持ちを起こさずに伝えられる印象を受ける訓練を続けて来たのです。
そして、この印象は体験を記憶している分子からバイブレーションで伝えられます。
篠芳史 監訳「第四課 万物の相互関係」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON FOUR The Relationship Of All Creation"