個体中の細胞は特種な目的(複数)のために集団化しています。
たとえば心臓を作るために用いられる細胞は脳その他を作るために用いられません。
しかしどの細胞集団も特種な目的のための完全な個体の現れを生み出すために互いに調和し合っています。
私が記憶と遺伝に関して科学的な発見のこの部分を引用するのは、このタイプの知性は心とは別個に働いていることを示すためです。
しかし心は協力するためにそのことを知らねばなりません。
こんなふうにして過去に何が起こったか、現在何が起こりつつあるかを心が知るわけです。
久保田八郎 訳「レクチャー4●万物の相互関係」より
フォームを形成している細胞は種固有の目的の為に集団化しています。
心臓を形成する為に用いられる細胞は脳やその他のものを作る為に用いられる事はありません。
しかし、細胞の集合体は、それぞれ種固有の目的を持つ完全なるフォームを表現する為に、互いに調和しています。
科学的な発見のこの部分について記憶と遺伝に関連させて引用したのは、この様な英知がマインドとは独立して働いている事を示すためです。
しかし、マインドが英知と共に働く為にはこれを理解する必要があります。
この様にして、マインドは過去のそして現在起りつつある出来事を知る事が出来ます。
篠芳史 監訳「第四課 万物の相互関係」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON FOUR The Relationship Of All Creation"