そこで二種類の人間が現れます。物欲(または肉欲)人間と宇宙的人間の二つです。物欲人間は元の宇宙的人間の子孫であるからです。
ここから人間は自身の観念を拡大させ始め、そうすることによって、私が外来細胞と呼ぶ人間の創造物のなかに人間は自己の宇宙的な正体を見失ってしまうのです。
だからこそ人間は自身と創造主のあいたに分割を感じるのであって、実際には両者は一体であるのに両者間の距離を大変なものにしています。
物欲人間またはエゴとして知られるこのような結果は、本人の攻勢的態度によって外来細胞をはびこらせ、いつかは本人の肉体を不健康で不完全なものにします。
こうして本人の多くの不快な表現によって多くの種類の病気がひき起こされることは以前に述べたとおりです。
だれも知っているように、人間は自分で思うとおりの者になるのです。
久保田八郎 訳「レクチャー9●宇宙的細胞と肉体細胞の活動」より
故に二種類の人間、即ち世俗的(習慣的)な人間と宇宙的な人間が現れるのです。
従って、世俗的(習慣的)な人間もオリジナルである宇宙的な細胞の子孫です。そして、ここから人間は自分勝手な考えを増殖し始め、それによって異質な細胞という自分の想像物の中で宇宙的な正体を見失うのです。
この為に自分と創造主との間に分離感を抱き、実際には存在しないにも関わらず創造主との間に距離を感じるのです。
こうした結果は世俗的(習慣的)な人間、即ちエゴとして知られ、そのエゴは攻撃性によって異質な細胞を助長させ、身体を健康で完全な状態から遠ざける事もあります。
そして、前述の通り、様々な病気が多くの不快な表現によって引き起こされます。
言うまでもなく、人間は自分が思う通りの者になるのです。
篠芳史 監訳「第九課 宇宙的な細胞と世俗的な細胞の活動」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON NINE Cosmic And Carnal Cell Activity"