私はこの第9講の初めに、宇宙空間は宇宙的細胞に満ちていると述べました。
あらゆる細胞(原子その他の構成微粒子)は、心や、知られているかまだ知られていない万物を作りあげている意識ある実体です。
現在科学者はこのことを認めていますし、宇宙飛行士は宇宙空間の生ける細胞から印象を感受するように訓練されています。
これらの細胞は個人の心の意見にみずから同調することはありません。
しかし心が宇宙的な源泉から印象を感受しない瞬間は人生にありません。
ところが心はそれ自体の異常な状態で占められているために、宇宙的印象にたいして気づかないのです。それにもかかわらず宇宙的印象は確実に存在しています。
心がその印象に気づくようになる唯一のときは、自分自身にたいする関心を捨てるときです。
ときとして、これは瞑想または沈思と呼ばれます。そのときこそ想念すなわち印象は急スピードで心の前を通過するのです。
久保田八郎 訳「レクチャー9●宇宙的細胞と肉体細胞の活動」より
この講座の冒頭で、宇宙空間は宇宙的な細胞で満ちていると述べました。
細胞は皆、意識ある存在であり、マインドの他にも未知・既知を問わず万物を形成しています。
我々は今や科学的にこれを認識し、宇宙飛行士として宇宙空間で活動する細胞からの印象を感受する方法について学んでいるのです。
これらの細胞はセンス・マインドの個人的な意見に従いません。
しかし、マインドが宇宙的な源泉から印象を受けない時は一瞬たりともありません。
マインドが異常な状態に囚われている為、印象に気付かない場合がありますが、印象は変わらずそこに存在しています。
唯一、自分に対する(エゴの)関心を捨てた時に、センス・マインドは印象に気付く(知覚する)様になるのです。
この状態は瞑想あるいは黙考とも言われる場合がありますが、想念、即ち印象センス・マインドの前を凄まじいスピードで通り過ぎる為です。
篠芳史 監訳「第九課 宇宙的な細胞と世俗的な細胞の活動」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON NINE Cosmic And Carnal Cell Activity"