あなたは質問するかもしれません。「心は物を創造することができるのか?」と。
できるのです。なぜなら心とは一原因の結果であるがために心も同じ可能性を持つからです(訳注=心もそれ自体が因子となって何かを生じさせるの意)。
嫉妬、憎悪などのすべては人間の創造物です。宇宙には本来そんなものは存在しないからです。
そして普通の細胞や異常な細胞のいずれも人間のあらゆる行為を記録していて、心は必要とあらば知識を求めてその記録所まで出向いたりします。
ところが普通の細胞は本人に正しい知識を伝えますが、異常な細胞は過去の経験に基づいて誤った知識を与えます。
両方とも増殖によって生きています。
これは生き残りの法則であって、そのため異常な細胞は仲間をふやそうと努力し、いかなる干渉にも立腹しますが、正常な細胞は立腹したり干渉にたいして抵抗したりしません。
久保田八郎 訳「レクチャー9●宇宙的細胞と肉体細胞の活動」より
センス・マインドが物を作り出せるのだろうかとあなたは疑問を持つかもしれません。
出来るのです。何故なら、マインドは一つの因から生じた一結果であり、因と同じ潜在能力を受け継ぐからです。
嫉妬・憎悪などの感情は全て人間が作り出したものです。宇宙にはその様なものは一切存在しません。
そして、正常な細胞・異常な細胞共にあらゆる活動を記録しているので、センス・マインドが必要とする場合には情報を得る事が出来ます。
正常な細胞は個々の正しい情報を、一方、異常な細胞は過去の体験に基づく誤った情報を伝えるでしょう。
両者とも増殖によって生きています。
これは生存する為の法則ですから、異常な細胞は増殖しようと奮闘し、いかなる干渉も嫌悪しますが、一方、正常な細胞は決して干渉を嫌悪または拒絶しません。
篠芳史 監訳「第九課 宇宙的な細胞と世俗的な細胞の活動」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON NINE Cosmic And Carnal Cell Activity"