アダムスキー「生命の科学」 日めくり学習 


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放蕩息子の物語の真の意味
聖書中の放蕩息子の物語は、どうすればよいかについてのよい観察力をわれわれに与えます。
放蕩息子の心はあらゆる人間の心(複数)を描いたものです。
なぜなら帰ろうと決心したあと、彼は家のだれかが自分を指さして自分の悪い行為を思い出させることを息子はよく知っていながら、自分を謙虚にし、自分の自尊心のすべてを投げ捨てて、もたらされるすべての物事に直面しなければならなかったからです。
息子は家の者たちの生活態度は自分のそれと異なることを知っていました。
しかも彼らは似たような体験はあったかもしれませんが、息子が経てきた体験を持っていません。
これらのすべてを知っていながら息子はなおも自分の心の意志を征服して、自己の真自我である意識の意志──万物の父──のもとへ帰ろうと決心したのです。

久保田八郎 訳「レクチャー6●新鮮な想念で人体は若返る」より



聖書に書かれている放蕩息子の話は、起こるべき事について我々に洞察力を与えてくれます。
放蕩息子のマインドは、あらゆる人のマインドを描写したものです。
何故なら、放蕩息子は家に戻る事を決心したのち謙虚になり、自尊心を捨て何が起ろうとも対峙する必要があったのです。家族の誰かが自分の過ちを指摘し、悪い行為を思い出させる事はよく分かっていました。
家族の生活は自分の生活と異なる事も知っていました。
しかも、家族は似たような経験はしたとしても、自分が経てきた様な体験はしていません。
これを全て承知した上で尚、マインドの意志を征服し真の自己の意志 − 意識 − 万物の父のもとに帰る決心をしました。

篠芳史 監訳「第六課 新鮮さ・マインドを若返らせる」より



The story of the Prodigal Son in the Bible gives us a good insight as to what must take place.
The mind of the prodigal son is a portrayal of all minds.
For he, after deciding to return, had to humble himself and cast aside all of his pride, willing to face whatever might come. Knowing full well that some of the household would point fingers at him and remind him of his bad deeds.
Yet he knew that their life was not his life.
And they had not had the experiences he had gone through, even though they may have had similar ones.
Knowing all of this he was still determined to conquer the will of his mind and return to the will of his real self ― the consciousness ― the Father of all forms.

SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON SIX Newness, The Rejuvenator Of The Mind"


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