人間が自己の心中にあると感じて探し求めている幸福は、人間が自己の意志を意識の意志と融合させてこそ見つかるのです。
これは水中で他の水と融合する水滴が海洋の広さを知り得るのと同様です。
人間がこのことに気づくならば初めて自己の真の正体を知ることになります。
そうなればもはや自己の現実の影の中に生きることも、風が吹くたびにそれにゆさぶられることもなくなるでしょう。
そして放蕩息子が家に帰るとき、天には歓喜の声があがるでしょう。
しかしこれには各人の側に絶大な決意と不動の信念とを必要とします。
人間は自己の利己的な自尊心を捨て去り、自分にもたらされるすべての物に直面しなければならないからです。
久保田八郎 訳「レクチャー6●新鮮な想念で人体は若返る」より
人が心の奥底にあると感じ追求する幸福というものは、マインドの意志を意識の意志に融合させない限り見つける事は出来ません。
一滴の水の雲も本来の水に帰する事によって大海の広大さを知る事が出来るのです。
この事を理解出来てはじめて自己の真の正体が分かるでしょう。
そうなれば、真の自分の影の中に生きることも、風が吹く度に動揺する事もありません。
すると、放蕩息子が家に戻る時には天に喜びの声が響くでしょう。
しかし、これには各人が確固たる決意を持ち揺るぎない信念を持たなくてはなりません。
エゴのプライドを捨てて、自分に与えられるものが何であっても、それと直面しなくてはならないからです。
篠芳史 監訳「第六課 新鮮さ・マインドを若返らせる」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON SIX Newness, The Rejuvenator Of The Mind"