心は人体内の英知に気づかない
これが、人間の”意志”が右の過程の”意志”に身をゆだねなければならぬ理由です。ただし人間の意志が自己の正体やその存在の理由を知ろうとするならばです。
私は右の知識の一端にやっと到達したにすぎない地球の科学に関連して以上の事柄を伝えました。
前述のように異星人は数千年間右の知識を持っていて、それを応用しています。
人間が真の自我を知ろうとすれば右の知識は根本的に重要です。
右の知識の中に生命の絶対的な確実性があるからです。
心だけで生きているわれわれはみな自分の肉体内で何が起こっているかについてほとんど知っていないという事実を認めねばなりません。
しかしある種の知識が肉体を通じて働いていて、「どうしたらよいか」を心は知らないのに肉体は知っているということがわれわれにはわかっています。
ゆえに心はこのことを既成事実として盲目的に受け入れてきたわけです。
しかし心が調和的なおだやかな状態を保とうとすれば、人体内で起こる物事のすベてを知ることが心の義務であり特権であるのです。
久保田八郎 訳「レクチャー4●万物の相互関係」より
これこそが、人間の意志がこれまで述べてきた(意識の)意志に従わなくてはならない理由です。人間の意志が自分とはいったい如何なる存在かを知る為には、この(意識の)意志に従わなくてはなりません。
以上、我々の現代科学に関連して述べましたが、現代科学はこの知識のかろうじて入り口に到達しているに過ぎません。
前述の通り、スペース・ピープルは何千年もの間この知識を理解し応用して来ました。
人間が真の自分を知る為にこの知識は不可欠です。
この英知の中にこそ、生命にとって不可欠なエッセンスが含まれています。
我々はメンタリストとして肉体の中で起きている事に全く無知である事を認めなくてはなりません。
しかし、ある種の英知が人体を通して働いている事は我々も理解しています。そしてマインドが理解していない場合にも、人体は為すべき事を知っているのです。
従って、マインドはこれを盲目的信念により既成事実として認めて来ました。
しかし、マインドが平安な存在であろうとするのなら、フォームの内部で起こる全てを学ぶのはマインドの権利であり義務でもあります。
篠芳史 監訳「第四課 万物の相互関係」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON FOUR The Relationship Of All Creation"