これだけでも空間は各種の元素から成っている証拠となります。この元素が人間に知られている多くの形態を生み出すのであって、各形態は元素の結合の仕方しだいでできるというだけのことです。
前述のように個体の出生地は空間にあると言えます。
不思議なのは、崩壊として知られている法則は出生の法則とも言えることです。
なぜなら形態のいかんにかかわらず崩壊が起こるとき、最初それを作りあけた元素はもとの状態に返ってゆくからです。
あらゆるガス類はいくども周期を繰り返してゆく可能性を帯びています。
自然界の万物はこの繰り返しをやっているように見えます。
そのことはもとの状態にあるガス類は不変であるように見えますが、一方、個体は発生したり消滅したりしているのです。
この現象のすべては、われわれが速度または振動とも言えるさまざまの度合でもってたえまのない活動のなかに起こります。
久保田八郎 訳「レクチャー4●万物の相互関係」より
この例一つを見ても、空間は多くの元素で構成されている事、その元素から我々が知る多くのフォームが構成されている事、又フォームとは元素の組み合わせによって決定されるに過ぎない事が分かります。
前述の通り、フォームの生じる場は宇宙空間であると言えます。
そして、驚異的な事に、崩壊として知られる法則は同時に誕生の法則でもあります。
崩壊が起こる場合フォームの如何に関わらず、それを構成している元素はオリジナルの状態に戻ります。
気体類は全て循環を何度も繰り返す可能性を持っています。
自然界の中では万物がその様に活動していると思われます。
すなわち、気体類はオリジナルな状態においては不変に見えますが、一方、フォームは移り変わる事を表しているのです。
以上の事は様々な段階における活動が継続する場合に起こります。これを速度あるいは周波数と言い表す事が出来るでしょう。
篠芳史 監訳「第四課 万物の相互関係」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON FOUR The Relationship Of All Creation"