宇宙の法則もこれと同様です。
あなたがご存じかもしれない陽性の独断的な考え方は、好結果をもたらさないでむしろ多数の人を傷つけます。
神の目的を分割してよい結果を生み出すことは不可能です。
たとえ人間は長い時代を通じてやってきたように理解力の欠乏または利己的な攻勢力で物事を行なう習慣が身についてきたにせよ、およそ創造主の法則を裁いてその一部を除外することはできません。
しかるに人間は万物の存在する理由を知ることもなく創造主の創造物を非難しています。
こうして人間は創造主そのものを非難し、創造主の英知の上位にエゴの心を高めているのです。
ところが、人間は創造主のものであるわれわれの意識から自分を分離させることによって人間自身の誤った創造物に夢中になっています。
そのため人間は知的な巨人とはなったけれども意識的見解を持たぬ精神的低能となり果てています。
久保田八郎 訳「レクチャー3●宇宙の法則の応用」より
従って、これは宇宙の法則に基づいたものです。
言うまでもなく、積極的な考え方はむしろ多くの人々を傷つける場合が多いのです。
神の目的は分割されるべきではなく、分割すると良い結果は得られません。
宇宙の法則を批判または部分的に除外する事は誰にも出来ませんが、理解力の欠如や利己的な攻撃性により長い間その状態が続いてきました。
人々は各人の担う役割の意味を理解せずに創造主の創造物を批判しています。
そして、創造主を裁き英知よりもエゴのマインドを高く位置付けて高慢になっています。
我々は創造主の部分である意識から離れ、創造し損なわれた状態へと堕落して来たのです。
人間は知的な面では巨人化しながらも、感知するという観点から見ると、むしろ退化しています。
篠芳史 監訳「第三課 宇宙の法則の応用」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON THREE The Application of Cosmic Law"