二人の男がビールを飲みに酒場へ入ります。
一人は観察力が鋭くて、大きな美しい絵がかかっているとか、魅力的な女性がただ一人でテーブルに向かって座っているとか、その他多くの物が心に焼きつきます。
飲み終わると二人は店を出て行きます。
そこで観察力の鋭い男は並はずれた絵や魅力的な女性について話し始めますが、
飲むことにしか関心のなかった他の一人はそんなものを見ていませんので、相手の話しを聞いて関心を起こし、もう一度店へ引き返してそれを見ようと言います。
これと同様に、二人の人間は意識的に旅行することができるのですが、探知力のある人は他の人よりももっと多くの物を見る理由を示すためにこの例を用いただけです。
久保田八郎 訳「レクチャー12●たえまなき進歩の報い」より
二人の男性が居酒屋に入って行きます。
一人は観察力があり、大きな美しい絵がある事や魅力的な女性が一人で座っている事など、マインドに多くの事を記憶させます。
くつろいだ後、二人は居酒屋を立ち去ります。
そこで、観察力豊かな一人が、素晴しい絵の事や魅力的な女性が一人で居た事などを話し始めます。
ところが他の一人は、飲む事だけに関心があり、他に何も見ませんでした。しかし、話を聞くと関心を持ち、自分も見たいので店に戻ろうと言い出しました。
以上は、二人の人間が意識による旅をしたとしても、ある人は他の人よりも多くのものを見る場合がある事を示す例です。
篠芳史 監訳「第十二課 要約 絶え間ない進歩のもたらすもの」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON TWELVE Summation ― The Rewards Of Continuous Progress"