地球上の最初の人間が生活の道にそって自分を導く教師を持たなかったとしましょう。そこで彼は教師として自然を利用しなければなりませんでした。
つまりさまざまな種類の葉を持つ木々のあいだを流れる風の音を聞きながら、彼は各風がそれぞれ異なる音をたてることに気づきます。
また鳥の声や小川のせせらぎ、その他の自然が作り出す物音を聞きながら彼はそうした音を作り出そうとします。
そこで笛のような物を作り、後には他の楽器類を作ります。
結局、人間は自分の創造主のようになりたいのであって、
それでこそこれまで自然は人間の最高の教師であったのです。
現代でも人間は海底や大気圏外へと活動しますが、これはまったく自然から学びたいからにほかなりません。
久保田八郎 訳「レクチャー3●宇宙の法則の応用」より
ここで、最初に地上に現れた人間が存在するとしましょう。生活の手本となる教師は存在しない為、自然を教師として学ばなくてはなりません。
風が木々の間を通り抜けて様々な形をした葉の隙間をぬう音色を聴き、それぞれに異なる音色が生まれている事に気づきます。
又、鳥たちのさえずりや小川や河のせせらぎに耳を傾け、他にも様々な自然界の音を聴き、人間は同じ音色を再生したいと願う様になります。
そこで、フルートの様な笛を作り、他の楽器も作り出しました。
人間は生まれながらにして自分の創造主の様になりたいと願っているのです。
この様に、自然は常に人間の偉大なる教師でした。
こんにちでさえ、自然から学ぶ為に、我々は深海や宇宙空間へと進出しています。
篠芳史 監訳「第三課 宇宙の法則の応用」より
SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE in "LESSON THREE The Application of Cosmic Law"